「歯周病ってどんな病気と思いますか?」と医院に来られた方に質問しますと、「歯肉が腫れて、膿んでぐらぐらして、そして歯が抜けるんでしょう」と、たいていの方がそうおっしゃいます。
たしかに、歯肉も腫れますし、膿んでもきます。
最後には歯も抜けてしまいます。
しかしあなたがそうした認識では、歯周病と本当の意味で戦うことはできません。
なぜなら、歯周病とは、「歯を支えている歯の周りの骨がなくなる病気」だからです。
だから歯が抜けるのです。
歯周病は、歯を支える骨がなくなる病気なのです。
そして「一旦歯を支えている骨がなくなったら、元の骨の状態には戻らない」と思って下さい。
(「再生療法」というのが研究されていますが、条件の整った一部の歯にしか施術できません)
したがって、歯周病の診断で一番大事な事は「今、あなたの歯を支える骨がどれだけあるか」を知る事なのです。
この診断が重要です。
歯周病は沈黙の病気です。
「痛い」「歯がぐらつく」というような自覚症状がある時には、残念ながら、すでに病状はかなり進行しているのです。
そして、歯周病は骨の病気です。
ですからまずはレントゲン、または歯科用CTによる診査による歯槽骨の確認が必要なのです。