無痛治療にあたって・・・
「歯医者さんが虫歯になったらどうするんですか?」とか、
「歯医者さんは虫歯ないんですよね」と良くいわれますが、私は生まれつき歯科医師ではありませんし、また、歯科医師の息子でもありません。
むしろ、私(大前歯科医院・院長)はけっこう歯では苦労した方ではないでしょうか?
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小学校のころですが、実家の近くの歯科医院にかかり、表面麻酔をし、麻酔まで注射をしたのに、ガンとして口を開けず、母が何度も頭を下げながら帰ってきたこともありました。
世にいう歯医者嫌いの子供でした。
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また中学生のころ、別の歯科医院にかかり、歯の神経を抜くことになりました。
が、麻酔が効いていないにも関わらず歯を削られ、神経を触りだしたからたまりません。
極限まで苦痛に耐えましたが、ついに失神してしまいました。
しばらくそのまま寝かされていましたが、あまり診療台を占領するのも申し訳ないと思い、まだ体はいうことをきかないふらふらの状態でしたが、少し上半身を動かした時に先生は
「君、弱いね! 今年に入って気を失ったのは君が初めてだよ!」
と、冷たくおっしゃいました。
それ以後、その歯科医院から足が遠のいたのは、いうまでもありません。
また高校時代に通っていた歯科医院は、先生も非常に優しく、また治療はたまに痛いことがあるものの、非常に楽なものでした。
「あーこんな歯科医院、歯科医師もあるものだな」と感じ、進路を歯科大学にと志しました。
しかしその歯科医院で治療をされた、金属の俗にいうブリッジを入れていただいてからの1週間は、地獄の苦しみでした。
咬み合わせがどうもあわないのです。
ハッキリいって、気が狂いそうになりました。
高校生ながら「もう人生は終わりだ」と思った記憶が蘇ります。
これらの私の歯科治療の経験が、今の無痛治療や、咬み合わせ調整へと繋がっているのは、いうまでもありません。
私も患者なら、無痛でないと歯科治療は耐えることのできない拷問なのですから。
院長 大前太美雄 