無痛治療を志す若き歯科医師のための、無痛治療の方法

 大前歯科医院 O-MAE DENTAL OFFICE



無痛治療を志す若き歯科医師のための

無痛治療の方法

※このページをごらんになっている、無痛治療の受診を希望されるみなさまへ

大前歯科医院には、全国から多くの患者様が当院の無痛治療を希望されて、遠方よりはるばるお越しになられます。
しかし残念ながら、当院だけではすべての方々を診ることはできません。

「私の地方で大前先生が推薦される、無痛治療の歯科医院を御存じありませんか?」という質問も数多くお寄せいただきますが、それに対しても現在まだなかなかお答えできないでおります。

無痛治療に関しましては、当院でも特別な処置をしているわけではありません。
昔からきちんとした先生はされておられましたし、多くの場合、無痛的に麻酔を行い、きちんと麻酔が効いたのを確認してから治療を開始すれば、どの先生でも無痛的な治療が行えるであろうと思われます。

そこで、実際にどのようなことに注意をして麻酔や確認を行えばよいのか、ごく基本的なところのポイントを広く公開いたしますので、このような感じで麻酔を行って下さる先生をお探しになり治療を受けられれば、治療自体の苦痛も軽減されることと思います。

もちろん治療内容自体は各先生によって違いますので、無痛的に治療が行われたから完璧な治療というわけではありません。
ですから、歯科治療の際は自己責任にて歯科医院、歯科医師を選択されますようお願いいたします。

院長 大前太美雄

1. 浸潤麻酔・麻酔を打つ場所

まず麻酔を打つ場所ですが、頬や唇を軽く引っ張り、不動の歯肉の部分と可動な歯肉を確認し、注射針は可動な歯肉に刺入しませんと痛みがありますので、どこに刺入するか決定します。

刺入予定の場所をロールワッテで唾液を拭き取り、刺入部位に表面麻酔を塗布します。
その際、ロールワッテは麻酔液が奥に垂れていかないように、置いておきます。

イラストは、
テレビ大阪作成のアニメーションより
 
2. 無痛的な麻酔液の注入
暫くすると表面麻酔が効いてきますので、頬や唇をガーゼでつまみ、軽く引っ張り、刺入予定の場所の可動の歯肉をピンと張り、歯肉に対し注射針の角度は30°くらいにし、ソーッと歯肉に触れますと、注射針の先の斜めにカットしてある部分の半分くらいが無痛的に歯肉に入ります。

注・すでにお気づきとは思いますが、右図の刺入点は適切な位置ではありませんので、参考にはしないでください。

そこでゆっくり1秒に1滴の感覚で麻酔液を注入していきます。
この際、麻酔が効きながら注入していくことになりますので、全く痛みがないことがほとんどです。
もし患者様が痛みを感じられたようでしたら、注入速度が速すぎます。
もっと注入速度をおとし、ゆっくりと行って下さい。
私の場合、1/4カートリッジ麻酔させていただくのに、表面麻酔からでしたら5〜10分は必要です。
この間、注射針は徐々に奥に進め、最終的には骨膜ぎりぎりのところまで進めます。

歯周炎の歯の麻酔の場合、必ず骨膜まで達していないと全く麻酔が効きませんので、注意が必要です。

3. 麻酔の待ち時間
麻酔の待ち時間ですが、一概に決めるものではありません。
それはその歯の炎症の程度や、麻酔の位置、骨の密度、あるいは体質、体調によって変化すると思います。

ですから、一定時間の待ち時間の後、冷温刺激での知覚がきちんと麻痺しているかをチェックします。

4. 麻酔の効果の確認

実際に氷を小さく砕き、歯に当ててみてテストをするのもいいですが、パルパーというスプレーがあり、スポンジ片にスプレーすると瞬時に氷ができる優れものがありますので、大前歯科医院ではこれを利用しています。
 (ちなみに、くれぐれも歯に直接スプレーしないように)

2〜3秒歯に当てていても、患者様が全く冷たい感覚がしないようであれば、麻酔は効いていると判断します。
少しでも違和感があれば、まだ麻酔は効いていません。

違和感がある場合、しばらく時間をおくと効いてくる場合がありますが、効いてこない場合が多いですので、基本的には麻酔を追加します。
そして、再度氷を当ててみて知覚がなければ、効いていると判断します。
麻酔が効いているからといって、長時間氷を当てることは歯の神経に悪影響を与えますので、注意が必要です。

患者様に麻酔がきちんと効いていることを分かっていただけるように、「麻酔のしていない歯に氷を当ててみますよ」と予告をして、ちょんと当ててみましょう。
麻酔の効いている歯と、効いていない歯の差がはっきり分かるはずです。

患者様には、もしなにか痛みを感じたら、すぐに手で合図をしていただきましょう。
もし、何かの問題で
麻酔がよく効かなかったら、今日の治療は中止すれば良いのですから。

以上、簡単にポイントを書き出してみましたが、麻酔を丁寧に、時間を惜しまず行えば、無痛治療は誰でも今日から行えることでしょう。

(なお、歯科医師が上記の術式を実施するにあたっては、歯科医師の自己責任において行ってください。「痛いじゃないか」等のトラブルに関しては、当院といたしましては一切の責任を負いかねます。また、質問等には一切お答えいたしませんので、ご了承ください。)

最善の義歯・快適超精密義歯 かわら版にもどる⇒⇒

治療を検討される方は「大前歯科医院での治療を検討される方へ」をご覧ください。

入れ歯専門の大前歯科医院トップ 大前歯科医院掲示板

入れ歯専門の大前歯科医院
無痛治療の哲学
無痛治療の方法
無痛治療に欠かせないもの
無痛治療Q&A
院長との対話
「無痛治療」

本サイトに掲載されている文章・写真・その他すべての無許可転載を禁止します。あらゆる内容は日本の著作権法及び国際条約によって保護を受けています。
Copyright (C) 2002 o-mae dental office. All Rights Reserved.